塔2018年6月 月詠

あの日すぐ母にメールを「無事だよ」と携帯電話の長い沈黙

わたしたち生きてる津波が来てた頃家まで歩いていた頃だろう

叫喚と壊れた酒瓶 引きつった顔の並んだ生協のレジ

ふわふわと現実感のない中で空、寒いねえ、石油ストーブ

希望って淡い花びら散るように一瞬見えるものなんだろう