塔2018年2月 月詠

紅葉葉がひらり雪虫呼んできてあったまろうかがあいさつになる

髪の毛の先で燃えてる感情と煙草の残り香シャンプーで消す

着膨れた母が台所に立ってどうやら明日は霜柱立つ

目覚ましを止めて着替えて部屋を出る昨日の抜け殻部屋に残して

黒山羊を眠りの中に引き連れてわたしの服は月にぬれてる

どうしようもなくて泣きたい編みこんだ髪をほどいてわたしをほどく