塔2018年1月 月詠

沈黙と踊ったきみはひとりではないと抱きしめられた身体

雨音が夜の長さをしっとりと引きのばしてる秋始まった

読みやすい字だと言われてため息と文庫カバーのしおりが揺れる

月見ればぽっかり穴が空いたようメールしようか迷う真夜中

髪の毛がいっそまっ白だったらねえ中途半端な若さを染める